合格体験記


Iさん(大学生)
桑沢デザイン研究所 専攻デザイン科 ビジュアルデザイン専攻 2024年度入試合格
 
 デッサンの知識0からのスタートだった私を短期間で合格まで導いて下さった先生には本当に感謝してもしきれません。これは合格体験記でもあり、尊敬する恩師への公開ラブレターでもあります!
 私がデザインを本格的に学ぶ意志を固めたのは大学4年生の春頃でした。5月上旬に入塾してから受験がある1月までの約9ヶ月間、東京の専門学校合格を目指して週2回のペースで画塾に通いました。
   授業は完全個別指導型。私が受けた試験は与えられたモチーフと自分が想像したものを組み合わせて描く想定描写だったので、夏からは想定デッサンの練習を繰り返しました。指導法は違えど、生徒1人ひとりに対する先生の熱量は変わりません。初心者だった私に対しては基礎的な知識から丁寧にご指導いただき、日々着実に成長することが出来ました。

 

 合格の喜びもそうですが、ここでの何よりの学びは失敗の大切さに気付けたことでした。デッサン上達のコツはとにかく失敗することかもしれない。そう思えるようになったのは紛れもなく先生のご指導のおかげです。
 画塾では課題を1つ終える度に先生からの講評があります。自分の絵を遠くから眺めていると反省ばかり浮かんできますが、先生からの講評を聞くと「次はこうしてみようかな」 「こうすればもっと上手くなれそう!」など、いつも前向きな気持ちで終わることが出来ました。決して甘やかされていたわけではなく、的確なアドバイスによって自分の可能性を広げてもらえたからだと思います。失敗すればするほど可能性は広がります。もちろん悔しさも残りますが、それは次の絵に対する原動力にもなっていました。
 先生はどんな時でも物腰が柔らかく、ご指導は愛に溢れています。お陰様で私は先生の大きな懐の中で安心して失敗を重ね、楽しみながら成長することが出来たと思います。

 

 先生、最後まで決して妥協せずとことん向き合って下さり、またお喋りな私のとりとめのない雑談をいつも楽しそうに聞いて下さり、ありがとうございました。 進路が確定した今は4月からの新しい学びが楽しみでたまりません。ここでの学びを必ず活かし、これからも精進していきます。 本当にありがとうございました。

 

 P.S. 「(人生における)挑戦の結果に失敗はなくて、どう転んでもそれが正解。大切なのはチャンスを自分のものにしていく柔軟性」 いつかの雑談から生まれた先生からのお言葉。 私はこの言葉が大好きです!


Kさん(京都市立塔南高等学校・卒)

愛知県立芸術大学 デザイン専攻 2023年度入試(総合型選抜)合格

 

 私は現役時代から浪人の時まで、約1年半、週3回、六角舎アートスクールに通いました。

六角舎の先生はとても優しく、気さくで話しやすく、教え方も的確で丁寧で、先生のアドバイスで自分の技術がどんどん成長していくのを日々実感していきました。受験のための技術を学んだだけじゃなく、絵に対する価値観や姿勢、情熱も学びました。

 私は小さい頃から絵を描くことが本当に好きで、時間があればずっと絵を描いてきました。

そこで培ってきた技術でオリジナルのキャラクターやポスターを描いたり、自分の世界観を描いていました。その絵を先生に見せたりしていると、先生が総合型選抜という自分のオリジナリティーを活かせる受験方式を紹介してくれました。愛知県芸のデザイン専攻では総合型選抜という自己作品のみで選抜する試験があり、私は、“小さな地域開拓プロジェクト”という現在進行形の自己の活動を持って行きました。ポートフォリオの制作時には、先生の多くの協力を得ることが出来ました。また、面接時に持ち運ぶ大きい絵の制作に対しては、たくさんのアドバイスをもらい、相談にも乗ってくれました。

 

 私の個性を見出し、背中を押してくれた先生には本当に感謝しています。六角舎に出会わ無けれなければ今の私はありません。本当に素晴らしい画塾です!!

 


Kさん(京都府立山城高等学校)

京都工芸繊維大学 工芸科学部 デザイン・建築学課程 2022年度入試合格

 

  私は、高校2年の秋に六角舎アートスクールに通い始めました。絵を描くのは好きでしたが、デッサンを本格的に描くのは初めてで少し不安でした。でも、描き始める前にどのような手順で描いていけばいいのか丁寧に説明してくださったので、初心者の私でもスムーズに描き進めることができました。

 比較的時間に余裕があったので、入試科目ではない立体にも挑戦させていただき、その経験が大学の実習課題でとても役に立っています。受験直前には、志望校の試験問題の類題を毎回一つずつこなし、先生から講評をいただいて、目で見て描くのではなく想像して描く形式の入試問題に慣れることができました。私は数学が苦手で学科試験の方に不安があったのですが、実技試験は他の受験生よりも時間をかけて対策してきたという自信があり、心の支えになりました。受験では得意科目をつくることが大切だと思います。実際、本番では数学が上手くいかなかったのですが、実技試験では高得点を取ることができたので挽回する事ができました。

 

 私はもともとデザインを専攻するつもりで京都工芸繊維大学を選びましたが、六角舎アートスクールの先生方から、建築についても興味深い話をお聞きすることができ、視野を広げることができました。先生方とお話するのは楽しく、受験勉強中の癒しの時間でした。

 大学の前期授業が終わり、結局はデザイン専攻を選びましたが、今は建築の要素がある空間のデザインにも興味があります。実習課題の締切に追われる毎日ですが、とても充実した大学生活を送っています。また、課題をこなす中で、六角舎アートスクールで培ったデッサンの力はデザインに欠かせないものだと実感し、受験期にデッサンの練習をしておいて本当に良かったと思っています。

 大学在学中に幅広い分野を学び、将来はデザインを通して今ある課題を解決できるような仕事をしたいです。

 


Tさん(滋賀県立石山高等学校)

滋賀県立大学 環境科学部 環境建築デザイン学科 2021年度入試合格

 

 今年1年間は本当にあっという間で、ちょうど1年前に後期試験の対策をしていたとは信じられない程です。
 入学してみた感想としては、まず校内の建築がとても良いということです。校内は環濠(周囲に堀をめぐらせた集落のこと)をモチーフにしていて、校舎の色や形がこだわりを持って作られたのがよく分かります。大学の建築だけでも学べることが多々あります。

 建築学科に関しては、予想を遥かに上回る忙しさです。 1回生は大きな製図室で全員が同じ場所で作業をするので、皆で一緒に頑張れている雰囲気がとても楽しいです。設計課題が出されると3週間から4週間かけて作品を作るのですが、自分の完成作品を発表する講評会では、建築の先生方5、6人に講評をしてもらいます。とても緊張しますが、本当にためになることを沢山言ってもらえるので勉強になります。同じ課題でも皆それぞれ全く違う作品が出来上がるので、素晴らしい作品があれば悔しいですし、参考になることもあり、刺激を沢山もらっています。
 自分の課題だけではなくて、4回生の卒業制作のお手伝いや、研究室の模型制作のお手伝いなどによく誘われるので、そこで模型の作り方などを学ぶことが多いです。
 また、課外活動(集中講義)の枠で木匠塾(地域の森林文化について学びつつ、木を使って公共空間に設置する遊具等の制作を行う活動)というのがあります。それに入ると1、2、3回生ほぼ全員と関われるので縦の繋がりをたくさん持つことが出来て人脈が広がります。それが他の学科にはない1番の魅力だと思います!

 後期試験に関しては、私はとにかくこの中で一番上手く描いてやろう!という気持ちで楽しんで試験を受けました。私が試験前日にしたことは、過去問の参考作品とその評価を見て評価項目をしっかり把握し、あとは作品のタイトルなどを書き並べていたくらいです。
 後期試験を受ける人へ:これまでやってきた基本さえ出来れば大丈夫だと思います。あまり気負わずに、楽しんでください。

 


Mさん(同志社女子高等学校)

早稲田大学 創造理工学部 建築学科 2021年度入試(創成入試)合格

 

 私は、六角舎アートスクールに約一年半お世話になりました。初めはある国公立大学建築学科のAO入試を受ける予定で、高校2年生の頃から週1〜2日通わせていただきました。デッサンや空間構成などしたことがなくゼロからのスタートでしたが、初めは鉛筆の削り方などから順に基本的なことを丁寧に教えていただきました。
 アートスクールに行くと、興味深い話や、建築のことなどをお話しして下さり、色々な視点から物事を見れる様になったり、新たな発見があって刺激的な時間を過ごせました。また緊急事態宣言中も、新型コロナウイルスの影響でZOOMでの開催となった色々な建築に関する講演が一般の人も視聴できるとの情報ををくださり、それを見るなど有意義に時間を使うことが出来ました。

 

 どうしても一人で大学をリサーチしていると本当に志望校が自分に合っているのか判断できないところがありますが、ある時先生の方から「性格や求めている大学のカリキュラムを考慮すると早稲田大学が向いてると思うし、一回調べてみたら」と言ってもらい、調べてみるとまさに私の学びたいことができる大学だったので志望校を変更しました。変更した時もすぐに対応して下さり、入試に必要な力をつけることのできる授業内容にしてもらいました。また2000字近くの志望理由書やプレゼンテーション資料の製作も見ていただきました。

 

 早稲田大学のデッサンの問題は変わったものが出る年もあり不安もあったのですが、過去問題や想定問題などで練習し、その後じっくりと講評して頂いたので、入試本番は言っていただいた点などを思い出しながら落ち着いてできました。

 

 もともと絵を見るのが好きで、自分も描きたいけど下手だからとあまり絵を描いてこなかったのですが、六角舎アートスクールに通わせていただいてからは少しずつ描ける様になっていき、今では楽しく絵が描ける様になりました。受験を抜きにしても良い時間を過ごすことができて良かったです。

 


Iさん(奈良県立平城高等学校)
長岡造形大学 視覚デザイン学科 2020年度入試合格

 

 私は進学先を考える際、将来どのような仕事をして生きていきたいのか、ということを考えました。その中でも入試方法が多様で、実際に大学の雰囲気が良かった長岡造形大学に決めました。

 六角舎アートスクールには、高校3年生の冬季講習、そしてセンター試験を挟んで前期日程の合格発表まで、計1ヶ月半ほどお世話になりました。
 長岡造形大学の一般入試では、二次試験を鉛筆描写、平面構成、小論文(現:提案書)からひとつ選ぶことができます。私は平面構成にあまり触れたことはありませんでしたが、それで入試に挑みたいという意見を快く引き受けていただきました。
 実際の対策としては、初めに平面構成に繋がる基礎を学び、それからは過去問や模擬問題をひたすらこなしていました。模擬問題では、毎回自分の納得がいくまで作品と向き合うことと、時間配分を気をつけて練習しました。実際に制限時間に間に合うようになったのは本番のほんの数日前でしたが、数をこなしたことで本番も大丈夫だろうという思いになっていました。また、先生方はじめ教室の雰囲気がとても良く、日々焦りと不安は抱えていたものの、楽しんで学ぶことができました。少人数のため、講評も毎回しっかりと時間をかけていただき、良いところは褒めてくださったので自信に繋がったと思います。

 長岡造形大学はデザインに特化した大学です。
 入学時にデッサンなど実技に触れたことのない人も多く、一から造形を教えてくれます。
 私が所属する視覚デザイン学科は、紙媒体のデザインから、写真、映像まで幅広く学ぶことが可能で、一年生では一通り経験することができます。さらに、元々私立だった(※注:現在は公立大学法人)こともあり設備が充実しているので、学内で充分に制作を行うことができると思います。
 また、大学の周りにはスーパーや病院があり、生活には困らず過ごすことができます。学生のほとんどが県外出身兼一人暮らしなので、日本各地の色々な話を聞くことができるのも面白いです。
 冬には雪が積もり、関西出身の人にとっては物珍しく、新しい刺激を受けることもできると思います。今年はコロナウイルスの影響で、前期は全て遠隔授業でしたが、後期からは大学での対面授業も始まり、自分なりに充実した時間を過ごすことができています。
 まだまだデザインの基礎を学んでいる途中ですが、この長岡の地で、目標に向かって頑張っていきたいと思っています。

 


Wさん(滋賀県立膳所高等学校・卒)
京都市立芸術大学 総合芸術学科 2020年度入試合格
 
 私は元々、国公立文系の大学を志望しており、浪人期間の11月から京都市立芸術大学に進路変更をしたため、センター後の1ヶ月間お世話になりました。
 入塾当時は、私はデッサンの経験がほぼありませんでした。1ヶ月で対策をするのは無理だと言われるかもしれないと不安でしたが、快くご指導頂きました。入塾後は、鉛筆の削り方といった基礎から、過去の入試問題まで、段階を踏んで教えて頂きました。
 
 私が受験した京都市立芸術大学の総合芸術学科では、二次試験にデッサンと小論文が課されます。デッサンと小論文の対策二つともをご指導頂きました。私は時間がなかったので、週6コースを受講し、毎日デッサンと小論文を書いていました。デッサンをなんとか入試で通用するように仕上げなければならなかったので、家で課題として小論文を書き、画塾でデッサンを描き講評をもらい、小論文の添削をして頂く日々でした。
 デッサンでは、通常授業と直前コースを合わせて6時間かけて指導をして頂きました。六角舎では、少人数のため、先生と生徒の距離が近く、ほぼマンツーマンで指導して頂けました。また、描き終わった後の講評もひとりずつ丁寧にして頂き、自分の苦手なところが明確になったのが良かったと思います。
 小論文の指導では、入試過去問を中心に演習を行いました。自分が書いた小論文の添削をして頂く他に、先生との会話の中で様々な知識を得ることができました。その点も、受験勉強に限らず、自分が成長できる良い機会だったと思います。
 
 六角舎の指導では、受験対策だけでなく、描くことや表現することの楽しさ、難しさを学ぶことができました。総合芸術学科では、研究や作品制作など、芸術に関して様々な方法で関われる学科です。六角舎での経験を活かして、大学でも視野を広げ、様々なことを学びたいです。

Nさん(京都市立西京高等学校・卒)
富山大学  芸術文化学部 2019年度入試合格
 
 僕は六角舎アートスクールでセンターの後約1ヶ月半お世話になりました。自分は時間がもう残されていなかったのでほぼ毎日通わせて頂きました。僕はデッサンの経験はほぼない状態で入塾しましたが、ここの画塾ではデッサンの基本的なことから順番に教えて頂きました。何よりマンツーマンに近い状態で見ていただけたのは非常にありがたかったです。絵を描き終わるたびにひとつひとつ丁寧に講評してくださり、良かった点と悪かった点を明確に示してくださるので自分の絵の癖や弱いところを意識しやすかったのは受験に間に合わすということにおいて非常に良い時間だったと思います。先生方もとても優しくて話しやすく、塾に行くのも楽しく、受験のプレッシャーも和らいでいました。六角舎に入塾したのは受験向けのデッサンというだけでなく、本当に良い経験になったと思います。
 
 自分は後期で富山大学芸術文化学部に入学しましたが、今前期を過ごした段階で非常に満足しています。この学部の大きな特徴として総合大学の一つの学部であることがあると思います。一つの学部でありながら大きなキャンパスが芸文専用となっており、温もりのある落ち着いた雰囲気でありながら個人の個性を発揮できる特徴的な空間だと思います。それぞれが好きなファッションで来ていても認められるし、やりたいことも1年と2年のうちに幅広く芸術について触れられるのでコースの選択までに十分自分のしたいことも考えられます。お互い刺激し合いながらも仲良くできるとてもいい学部だと思っています。また、総合大学であるため一般教養の時間は他学部の人と関わる時間もあり友達も幅広くできました。芸術以外の人とのコミュニケーションや、サークル活動なども大学を楽しめる一つの要素だと思います。自分のしたいことを追求できる大学に入学できて、本当に良かったです。

Oさん(京都市立西京高等学校・卒)
京都市立芸術大学  総合芸術学科 2019年度入試合格

  

 私は、六角舎アートスクールに5月の開校から入学し、2月末の受験まで、休校日を除いてほぼ毎日通ってデッサンと小論文の練習をしました。
 私が受験した京都市立芸術大学の総合芸術学科は、受験にあたり、センター試験に加えて、デッサンと小論文の二つの対策が必要です。学科の方は基本的には午前中〜昼過ぎまで自宅で勉強し、夕方からは画塾で実技練習という毎日でした。センター試験前はひと月ほどセンター対策に集中しましたが、その後は毎日6時間の直前講習で実技練習をこなして本番に備えました。

  

 デッサンでは、初めはりんごやコンクリートブロックのような簡単な形のものから、受験を意識した三点以上のモチーフを構成して描く複雑なものまで、様々なモチーフ、課題を練習しました。課題ごとに丁寧な講評があり、今回の作品の良かった点、悪かった点を筋道だって教えていただきました。
 また、小論文練習は過去の総合芸術学科や他大学の入試問題はもちろん、美術に関する様々なエッセイから出題していただきました。私の場合は週に一回から二回、小論文の時間があり、そこでマンツーマンで添削をしてもらいました。毎回、丁寧かつ長時間の講評で先生と会話を重ねながら、直すべきポイントを把握できたことに加え、これまで知らなかった芸術に関する様々な知識を得ることができました。本番でどのような出題になるか分からない中、塾での小論文練習によって、焦ることなく取り組む自信をつけることができたと思います。
 
 総合芸術学科は、主に芸術に関する様々な事柄を自由に研究する学科です。しかし同時に、芸術研究と作品制作を並行して行うことも可能な学科でもあります。一回生の前期にある、学科に関係なく共通の課題に取り組む総合基礎実技や、一回生後期から二回生前期にかけて行われる学科毎の基礎実技の時間など、研究だけでなく制作を行う機会も多く、制作で得た発見を研究に生かす、あるいは研究から得た知識を制作に用いることも可能です。
 学内では学生同士の交流も盛んで、緑の多い構内も相まってアットホームな雰囲気です。まだ入学して半年足らずですが、すでに総合基礎実技の時間で同回生や、部活や学科で先輩方と関わらせていただきながら、毎日忙しくも充実した時間を過ごしています。

 

(※スタッフ注:Oさんが入塾してからひと月の間に描いたデッサンについて、以前、ブログに書きました。その時のデッサンと、上の京都芸大受験後に描いたデッサンとを比べると、様々な点で着実な進歩が見て取れると思います。)