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今日は滋賀・安土にある金勝山
浄厳院で開催中の「浄厳院現代美術展」を観に行きました。
近年では、京都はもちろん日本中のいろいろなお寺や古民家で現代アートのイベントが開催されるのを見聞きします。知人の作家などからご案内をいただいたりして時々足を運びますが、古い建築や家屋の中の意外な空間を生かした新鮮な作品に出会えることが楽しみです。
今回訪れた「浄厳院現代美術展」でも、浄厳院という織田信長創建の大きなお寺の鐘楼、門、厨房、玄関、渡り廊下、そしていくつもある和室など、本堂以外のさまざまな場所を使って13名の作家がアート作品を展示しています。その出品者の一人、原田要さんの作品は書院一棟を全部使った大掛かりなインスタレーションです。
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本堂では定朝様の素晴らしい御本尊を拝観した後、副住職から広い本堂内を巡りながらこのお寺についての詳しい説明を受けました。以前読んだ辻邦夫の小説「安土往還記」の中に「安土宗論」のエピソードが出てきましたが、このお寺がその舞台だったとは驚きでした。
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帰りは、近江八幡の人気スポットのラ・コリーナに立ち寄りました。藤森照信さんの建築は作品集や著作などでいつも興味深く見ているのですが、実作を生で見たのは初めてです。まるでホビットの村に紛れ込んだような気持ちになってしまう外観もさることながら、窓ガラスやドアノブの金具の質感など細かいところへのこだわりにも感心。
平日の昼間なのにお客さんでいっぱいでした。(Y.O.)