3学期授業/春期講習終了


今日、前期・後期を合わせて10日間に渡る春期講習会が終了しました。

 

春期講習では、新学期から受験生となる受講生が、基礎コースでこれまで培って来た基礎的な練習を実力につなげていけるようないくつかの試みをしてみました。

また、今回初めて参加された受講生にはデッサンと色彩の基礎問題に取り組んでいただきました。

経験者も初心者も初めての課題などに戸惑いながらも集中して課題に取り組み、それぞれに良い作品を作ってくれました。

 

4月8日からの新学期も、受講生それぞれに必要なものを見極め、工夫をこらしながら様々な課題に取り組んでいってもらおうと考えています。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

左のデッサンと色彩の図版は、3学期中に当アートスクールで制作された作品の一部です。

 

1)敷石とクラフトテープのデッサンは、高校3年生のもので、ある国公立大学の入試対策のために描いたものです。2つのモチーフをうまく構成し、短い時間の中でそれぞれを精密に描いています。

 

2)「ペットボトルとりんご」のデッサンは、海外の美大への留学を目指す受講生がコツコツと時間をかけて丁寧に描き込んだものです。

 

3)アグリッパの像は、高2生の制作したものです。以前から石膏デッサンに取り組んでいましたが、像の持つ大きな構造を捉えることと細部の描写が矛盾なく進められるようになって来ました。またトーンの幅が広がって来ました。

 

4)ガチャポンケースをモチーフにしたイメージ表現の課題です。人物の表情がユーモラスな楽しい作品になっています。高2生の作品です。

 

5)最後は中2生の作品です。ある歌の歌詞をモチーフに自由にイメージ表現したものです。イチゴの実を大きく前後に配置することで、空間を上手く演出しています。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

3学期中には、このほかにも、受験に向けて練習していく中で、あるいは基礎課題に取り組んでいく中で多くの秀作が生み出されました。

昨年度の収穫や反省を踏まえ、スタッフもさらに工夫しながら受講生の皆さんの実力アップにつながるよう取り組んでいきます。

 

また新しい年度に受講生の皆さんがどんな作品を生み出すのかが楽しみです。(Y.O.)