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六角舎アートスクールでは12月15日に2学期授業を終了し、自由登校期間を挟んで19日から冬期講習が始まりました。
2学期は、来年2月の一般試験を見据えて焦ることなく、じっくりと実力の底上げを図りました。
デッサンでは一回一回の課題における意味やテーマをはっきり提示することで、目的を持って取り組んでもらうようにしています。また、構成感覚、描き進めるプロセス、空間の認識、トーンや質感、細部の観察など、本番での試験時間よりも少し時間をかけて完成度を高めて描き込み、手応えを掴めるよう課題に取り組んでもらいました。
色彩では、画面構成や発想力、課題のテーマをどのように色彩に置き換えるかなど、色彩理論の説明を踏まえて取り組んでもらっています。また、様々な美術作品や過去の作例などを見ながら、幅広い表現の中で色彩や発想、構成がどのように用いられているかなどをお話して、受講生の作品の幅を広げてもらうようにしました。
立体では、まずは様々な素材の扱いに慣れてもらいながら、空間をどのように構成してテーマを表現するかを作業の中で掴んでいってもらっています。
小論文では、課題のテキストを読み込みテーマを把握した上で、いかに自分自身の言葉で論旨を進め、豊かな発想で説得力のある文章にできるかを練習しています。講評の過程では、受講生の回答を細かく批評することで、次の課題に取り組む際にさらに幅広い角度から発想してもらえるよう指導しています。
冬期講習は、センター試験の対策に集中したい受講生が参加していないので寂しい教室になっていますが、その分、上述のようなことをさらに集中して練習できる機会になります。また、冬期講習で初めて練習を開始される方にもじっくりと取り組んでもらえると思います。
ここに掲載した作品は2学期中に制作された作品からの抜粋ですが、冬期講習でも充実した作品が生まれてくると思います。
2018年を締めくくる講習会です。来年に向けてしっかりと手応えを掴んでもらえるよう、スタッフも取り組んでいきます。(Y.O.)